市民公開講座

腸から整える、病気にならない体づくり 
〜血管と臓器の健康を目指して〜

湘南鎌倉総合病院 臨床検査部 部長
増田 治史

6階 多目的ホール1~3
<13:10~14:10>

 私たちの体を健康に保つには、血液を運ぶ「血管」の働きがとても重要です。血液は酸素や栄養を全身に届け、老廃物を回収することで、各臓器の正常な働きを支えています。ところが、血管に異常が起きると、心筋梗塞や脳梗塞といった重大な病気につながることが知られています。また、がんも異常な血管を作り出し、他の臓器の栄養を奪って増殖し、進行していきます。 私はこれまで、こうした疾患のメカニズムを細胞や分子のレベルで研究してきました。近年は、病気の「治療」だけでなく、「予防」にも焦点を当てています。特に、生活習慣の乱れが血管や臓器に与える悪い影響、いわゆる「未病」の状態に注目しています。「未病」は、治療が必要な「病気」になる前段階のことです。 最近では、腸内に棲む細菌集団「腸内フローラ(腸内細菌叢ともいいます)」の働きが、血管や臓器の健康に深く関わっていることがわかってきました。生活習慣の乱れによって腸内フローラのバランスが崩れると、体内で炎症が起きたり、血管が傷んだりして、さまざまな病気の原因となるのです。 今回の市民公開講座では、腸内環境を整えるための食生活やライフスタイルの工夫について最新の研究知見を交えてご紹介します。皆さまの健康づくりのヒントになれば幸いです。

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